Colombages -Life Style Shop-

STAFF BLOG

2023.08.26

ご挨拶に代えて。(きょうこ)

 

 

 

 

コロン最後の営業日から、
10日が経ちました。

 

 

 

 

 

コロンに関することで、
私がひとまずしなくてはならないことに区切りをつけ。

 

8月の駆け抜けた(といった感覚でした)日々の中、
どうやら無自覚の内に蓄積されていた身体面の疲労が突然どんっ!と表面化し、
ゆっくり休む時間を数日かけてとったり。

 

用事のあれこれを済ませたりしてひと息ついたタイミングが、
今になりました。

 

 

 

 

 

閉店をお知らせした翌日から、
私の想像を超えたそれはたくさんのお客様にご来店いただきました。

 

 

数日の間に何度も足を運んでくださった方。

今日が最後に来られる日なんですと、
残念そうに伝えてくださった方。

 

皆さまお忙しいのに時間をやりくりして訪ねてくださって、
それだけでもう胸がいっぱいになりました。

 

 

 

 

 

 

そして最後の日まで、
すべてのお客様が店内を何周もして
じっくりと商品を選ばれる様子を拝見できたことは、
とてもありがたく嬉しいことでありました。

 

 

レジからなかなか離れることができなかったので、
店内のディスプレイを直す間もなく。

そういう面では内心ちょっとひやひやしていたのですが、
ショッピング中のお客様の穏やかな表情を垣間見て、
楽しんでいただけてるかなと少し安堵してみたり。

 

 

レジが混雑した時には順番を譲り合ってくださり、
「時間あるから大丈夫ですよ。まだ見たいですから。」と
お気遣いいただくことが何度もありました。

 

 

 

コロンはお客様に恵まれていると常々実感しておりましたが、
さらにさらにその思いを強くした日々でした。

 

 

 

 

 

 

この15年を振り返るに。

 

それだけの月日ですから困ったことも遠い目になっちゃったことも、
まああります。

 

けれどそういうのが、
ほんとに些末なことに過ぎないという気持ち。

 

 

素敵だなと感じたものを商品として並べ、
それを手に取って連れて帰ってくださるお客様がいて。

 

「可愛い」や「好き」を共有し共感しあえる、
いわば同志が集う場であったとも思えるのは、
店として幸せなことでした。

 

 

 

そうなんです。

 

コロンはお客様のおかげで「幸せもの」でありました。

 

 

 

 

 

 

そしてこのホームページ。

 

 

マイペースながら、
ずっと続けてまいりました。

 

商品紹介のページは、
少しくらいはどなたかのお役に立てたこともあったかなと思うのですが。

 

ブログに関してはなんせ超絶地味暮らしの私です。

 

世のブロガーさんたちのようなきらきらは微塵もなく、
発信すべきものがあるわけでもない。

 

おばちゃんの特に何も起こらない日常を、
ほぼ犬と草花とぼやきで終始しましたが、
知り合いに手紙を書くような気持でもって毎度綴っていました。

 

ひょっとしたらコロンでお会いすることはなくても、
ホームページを覗いてくださっている方もおられるのかしら?と思いつつ。

 

 

 

私の拙い文章と、
いつもややピントが合っていない写真にお付き合いいただいて。
(最後までスマホのカメラを使いこなせませんでしたとほほ。。。)

恐縮しつつ、
ありがとうございました。

 

 

 

 

 

「コロンバージュ」という小さな店がなくなって。

今はまだ店としての佇まいや店内の様子などを思い出していただけても、
時間の経過とともにその輪郭は、
皆さまの記憶の中でだんだんぼやけていくでしょう。

そして風が砂を払うように、
そのおぼろげな輪郭もいつか消えていくのでしょう。

 

 

 

 

想像するのです。

 

 

 

コロンが消えた後も、
コロンで選んでくださった「もの」がどなたかの日常に溶け込んで、
そこにいて当たり前のような存在になっていたら。。。

 

これまで数えきれないたくさんの商品がお客様の元に旅立ちましたが、
「これどこで買ったんだっけ?」なんて言われながら、
愛着あるものとして扱われているものがひとつでもあれば。。。

 

 

それはしみじみ、
とっても嬉しいことだなあと思うのです。

 

 

 

 

 

 

私には勿体ないようなあたたかく優しいお声かけやお手紙。

思いやりが溢れた贈り物。

たくさんたくさん頂戴しました。

 

 

店とはお客様に何かを供給する場所であるはずですが、
コロンはお客様から素敵なものを最後までたくさん与えていただきました。

 

感謝の想いは尽きません。

 

 

 

 

 

 

コロンと共に歩んだ日々に終止符を打ち、
私は人生の次の扉の前にいます。

 

今はドアノブに手をかけたところといった感じかな?

未来がどうなるかなんてもちろんわかりませんけれど、
ちょっとわくわくした気持ちがあります。

 

 

 

 

 

きっとコロンに一番近いところにいた私ですが、
それでもいつか記憶はゆらぎ薄れ、
その内コロンは遠い昔の思い出となるのでしょうけれど。

 

その思い出は私の人生の「良きもの」に違いなく。

私なりにひたむきに歩んできたことは、
明るい彩の記憶のかけらとなることでしょう。

 

 

 

そんなふうに思えるのは、
やっぱりお客様をはじめ
様々な形でコロンにかかわってくださった方々のおかげです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うめちゃんも少しだけ、
看板犬見習いとして最後の出勤?をしました。

 

 

 

 

 

 

「おきゃくさんにたくさんよしよししてもらってうれしかったんよー。」

 

 

 

こちらは自宅にての、
うめちゃん近影。

 

 

 

 

 

このブログで皆さまへの感謝の想いがきちんと伝えられているのか?

なんだか自信がなくて、
名残惜しいような気持ちさえありますが。

 

そろそろお別れせねばです。

 

 

 

 

コロンを「幸せもの」にしてくださって、
本当にありがとうございました。

 

心からお礼申し上げます。

 

 

 

皆さまのこれからが、
さらに素敵なものになりますように。

 

 

私も新たな毎日を、
自分にとって大切なことを守り愛しみながら過ごしてまいります。

 

 

 

 

 

皆さまどうぞお健やかにお過ごしくださいませ。

ご自愛のほどお祈りいたしております。

 

 

 

 

長年にわたるご愛顧に、
感謝を込めて。

 

谷本京香

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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